VOL.4 SHOVE IT ショービットについて
vol.4 ショービットについて 後ろ足を使ってスケートボードをお腹側に向かって水平に180°回転させるトリックです。 デッキのテールとノーズを入れ替えるために使ったり、 マニュアルやカーブトリックなどと複合させて使ったりと使い方は豊富です。ポップショービットや360フリップなど、多くの種類の回転系トリックの基礎になる重要な技です。
ショービットのスタンス(足の置き方)
前足はノーズ側のビスの上か、ビスが半分くらい隠れる安定する位置に置きましょう。 後足はテールの端っこに置き、つま先が少し板から出ているようにします。 前足は全体にくまなく、後足はテールを押すために つま先に力に入れておきましょう。
膝を曲げてタメを作る
体はやや進行方向に向け、それに合わせて肩のラインも進行方向に開いた状態にしておきます。 最初目線は真下に向け両足を見てもいいですが、必ずデッキの回転を見るように心がけてください。 慣れてきたら前足~ノーズ周辺を見ると安定するでしょう。スタンスが整ったら、少し膝を曲げ 軽く重心を真下に落とし、簡単な「ため」を作ります。この「ため」を作るという行為はスケートボードのほぼ全てのトリックをする勢いをつけるために行い、多くの場合軽く膝を曲げ重視を真下に落とします。あくまで勢いをつけるためなので、膝を曲げた状態で静止している時間を作らず リズム良くトリックにつなげましょう。
板を回す
ためを解放した勢いで軽く真上に伸び上がりながら 後足のつま先に面しているテールの端を、軽く真横に押しそのまま蹴り抜きます。テールが地面についたらきれいに回転しないので 下に力がかからないように注意します。
重心をずらさない
このとき後足につられて体が無駄に動き、重心がずれないように注意しましょう。 後足へは、腰→お尻→後方の足と→つま先と、伝達させた力を丁寧にテールに加えてデッキを回転させるイメージです。
前方の足は真上に引き上げておく
このとき前足は、 回転するデッキの邪魔をしないように軽く真上に引き上げておきます。 重心を崩さずに、回転するデッキをしっかりと見て、自分の真下にいることを確かめます。
キャッチ・着地
前足で回転し終わったデッキをキャッチし、 膝のクッションを使って滑らかに着地出来ればベストです。