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現代の傑刀 SAMURAI 作品展『切り絵の森への誘い』に行ってみた。

山梨県にある『富士川・切り絵の森切り絵の森美術館』で多彩な創作活動を行っている切り絵作家グループ “SAMURAI” による切り絵作品展が開かれています。”SAMURAI”というグループ名には、『世界に切り込む、刃の扱いに長けた者たち』という若い作家さんたちの熱い想いが込められているそうです。この企画展はおよそ1年を通して3部構成で展開されるそうで今回はその第1章「春の森目覚めの芽吹きと新しい風」を見に行ってきました。


コチラの美術館は『山梨県富士川クラフトパーク』という広大な敷地に芝生広場をはじめ自然をたくさん生かした、大型遊具を設置した砦遊具広場、植栽でつくられた巨大迷路、花々の競演が美しい大花壇、ランダムに吹き出す水と直接遊べる大噴水、利用登録制のドッグラン、そして気軽に楽しめるバーベキュー場やカヌー場などもあるパーク内に併設されています。

パークはとても広く自然がいっぱい。天気も良い日だったのですごく気持ちよかったです。

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富士川・切り絵の森美術館

自然の中に調和した綺麗な建物。切り絵を専門とした美術館てそれほど多くないと思います。会場内にはそれぞれ作家さんごとに作品が展示されていました。撮影自由だったのですが全て載せてしまうより、実際に足を運んでいただいた方がその作品のディティールや細かさ、作家さんの込めた思いなどを感じられると思いますので数点のみにします。

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細やかさと可愛らしさが共存する世界観のある作品
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幾重にも重なるレイヤーで表現された作品。
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どーなってるのコレ?って思うほど綺麗。
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よくここまで…とか考えてしまいます。
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ライティングと組み合わせて表現された作品
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この作家さんの作品はすべてサイズが小さいのですが、その分おそろしく細かで圧倒されました。一番好きな作家さんかもしれない。
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サイズが大きく円形の作品が幾つも。この作家さんの経歴が面白かったです。

 

 

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上の作品と同じ作家さんの作品。1羽1羽表情も違うし影と相まって立体的にすら見える

当たり前ですが同じ切り絵でも作家さんによってそれぞれ技法や表現方法が違い、それぞれに世界がありました。しかもほとんどの作家さんが独学で切り絵を学んだというのは、驚きと共にどれだけの努力や時間があったのだろうかと考えてしまいました。ただ紙に線を描いてそれを切りとるだけじゃなく出来上がりを考えて描き切り取らなければならないだろうし、その上に切るだけじゃない表現方法も加えている作家さんも多かったです。今までに少しですが切り絵作品を見た事はありましたが、今回これだけの作品を見てあらためて切り絵の奥深さを知りました。まだまだ企画展は続きますのでこの次も見に来たいと思います。


Photo & Text by PONY BOY

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