COMMUNIQUE:001 「帝冠錦 (ていかんにしき)」
植物を選ぶ基準の一つにシルエットがあります。 一瞬でインパクトを与える物や、何気なく惹かれる物まで… そんな植物ならではのユニークで幾何学的なシルエットに魅了されます。 それらの形状はきわめて変化に富み、一般の樹木と同じ様に根、幹、枝、葉をもったものから、 巨大な柱状や球形で刺に覆われたもの、刺がないものなどがあり、同じ科の植物とは思えない程です。 ここではそんなサボテンの紹介や栽培方法などを紹介していきます。
帝冠錦 (ていかんにしき)
科名:サボテン科
属名:オブレゴニア属
学名:Obregonia denegrii f. varieg.
原産国はメキシコ タマウリパス州、沢山ある種類の中で唯一、一属一種のサボテンです。
現在は絶滅の危険性がある生き物として貴重とされています。 幾何学的な帝冠の造形は他のサボテンと異なる風貌のため不思議な魅力があります。
そして帝冠錦の錦とは斑物の事をさします。 ※錦、斑とは本来の肌色に黄色や赤色等の色素の欠落した部分の出来た物。
錦鯉の様に斑の入り方で価値の変動がある為、斑ものに特化するマニアも沢山います。
Text by yoqo